板敷渓谷

板敷渓谷
所在地:甲府市上帯那町字奥千丈

甲府方面から和田峠(県道104号天神平甲府線)を登りきり、左手に千代田湖(丸山ため池)右手に帯那集落を見て道なりに進み、千代田小学校先の昇 仙峡グリーンラインに入る。しばらくすると巨岩と源流の昇仙峡の風景が出現する。市営駐車場の先、荒川に掛かる橋を渡ったところを右折(ちなみにここを左 折すると、土産物店が並ぶ通りとなる)し、荒川ダム方面へ。

ダム湖(能泉湖)に掛かる荒川大橋を渡り左折するとすぐに進行方向左手に駐車場が見えてくる。

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車はここに止め、進行方向へと歩いていくと、今回紹介する板敷渓谷の看板が現れる。

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入口は道の脇からスチール製の階段を下りてゆく。

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階段を下りると、これまたスチールの橋が目の前に。橋の途中で一つの滝が目にとまる。

「白髪の滝」落差20メートル程の美しい滝だ。滝壺へのルートは開設されておらず、ただ眺めるだけだが、お出迎えのシンボルとしては実によろしい。この橋を渡りきると途端に景色と空気が変わる。

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訪れたのは、甲府市内の最高気温36.3度の猛暑日であったが、ここは別天地だ。狭い空間の中に草木・土・水が詰まり、新鮮な酸素が充満している。 食材に 限らず、酸素も新鮮なものが良い。途中足場の悪いところもあるが、色彩豊かな岩肌が目前にせまり、真夏の日差しと木々の葉によるコントラストが目の前に広 がる。気持ちが良い。

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入口より20分程で、この板敷渓谷の主役、最奥に居座る「大滝」に辿り着く。

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20・3・5メートルの段瀑で水量豊富で迫力十分。滝つぼの間近まで行くことができ、マイナスイオンとフィトンチッドをダブルで浴びられる環境で、 しばら く浸る価値が十分にある。(※フィトンチッド:一言で言えば森林の香りの成分。植物から発散される殺菌力を持つ揮発性物質を指す。)

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板敷渓谷はほとんど整備されていないため、小さい子どもや高齢者にはちょっと厳しいかもしれないが、山中自然がそのままにある。行程30~40分、装備も足元さえしっかりしていれば(とは言ってもスニーカー程度で十分)気軽に野趣あふれる深山に触れることができる環境だ。

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